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業界豆知識

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見切れるって何のことでしょうか?

裏方などの、見えてはいけない人や物が映ってしまうこと。

見切れるとは?

元々は演劇やテレビの業界用語で、裏方などの見えてはいけないものが見えていたり映っていたりすることを表しています。
つまりは放送事故の一種です。
これが本来の意味なのですが…
ただそれを一般の方たちが本来とは逆の意味で、写真や映像で画面の枠に人物などの全体がおさまっておらず一部が切れていることを「見切れる」と使うようになったようなのです。
以前は後者での使用は誤用とされていましたが、現在では一般的な言葉として広く使われていますよね。
答えがこれだと思った人も多かったのではないでしょうか。
真逆の2つの意味が1つの言葉の中で混在していることになり、とても注意が必要な言葉のように思います。

見切れるとは?

  • テレビ撮影中、音声さんが見切れてしまいストップがかかった。
  • 舞台袖のスタッフが見切れていて、お芝居の雰囲気が一気に壊れた。

見切れるの語源

まず、「見切る」という言葉のの語源が「見切り」という言葉にあります。
「見切り」とは、舞台裏・舞台袖をお客様の視線から隠すための道具のことです。
客席から見えるものを切るという意味合いで、舞台袖を隠すための切り出しや張り物のことを「見切り」と呼びます。
切り出しや張り物などの「見切り」から役者さんやスタッフがはみ出してしまい、お客さんから見えてしまうことが「見切れる」の語源になります。

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