桔梗ブラザーズを中学校「3年生を送る会」に派遣しました！in埼玉・加須市

　中学生が楽しめるパフォーマーということで、純粋に「スゴイ！」と思ってもらおうと思い、日本を代表するジャグリングコンビ「桔梗ブラザーズ」をご提案しました。実の兄弟で活躍するこの二人ですが、ジャグリングの世界大会でも輝かしい実績を残し、テレビ番組にも数多く出演しています。また、かの有名な世界的サーカス集団の「シルク・ドゥ・ソレイユ」のオーディションにも合格するなどますますその活躍の場を広げています。

　中学校の体育館に全校生徒約５００名が集まり、３年生が送る会は開催されました。卒業式の直前ということで、体育館の一部は式の準備が進んでおり、この日の午前中も式の練習にあてられていました。そのため、会は午後から２部構成で開催され、桔梗ブラザーズの出番は第１部に組まれていました。

　給食の後に生徒たちが体育館に集まり、午後１時半ごろから会は始まりました。桔梗ブラザーズのショーは２時を過ぎたあたりからでした。ステージもありましたが、より近くで臨場感あるジャグリングパフォーマンスを楽しんでいただきたいと思い、生徒達が座るフロアにてやらせていただきました。　先生からのご紹介を受け、ご挨拶を済ませると、早速ショーをご覧いただきました。バックに流れる軽快な音楽に合わせ、２人の絶妙なコンビネーションからなるハイレベルなジャグリングパフォーマンスを披露しました。ボールやディアボロ(中国ゴマ)、そして彼らが最も得意とするクラブを使ったジャグリングなど、世界大会でも高い評価を得た驚愕のテクニックをまざまざと見せつけました。途中、音楽が止まってしまうアクシデントがありましたが、百戦錬磨の彼らはその影響を微塵も感じさせず、ショーを進行しました。今思えば、ここでの２人が全く焦りを感じさせなかったことがよりパフォーマンスを際立てたのではないかと思います。　生徒達は技が決まる度に大きな拍手、歓声を送ってくださり、ラストの演目では音楽が聞こえなくなるほどの手拍子を送ってくれました。生徒達のこのリアクションに後押しされる形で、桔梗ブラザーズも楽しくパフォーマンスをやらせてもらうことができました。結果、ショーは大盛況のうちに幕を閉じました。

　途中で音楽が止まった時、音響機器を直している間はパフォーマーになったきっかけの話をしてその場を繋ぎました。中学生ということで、生徒達にとっても貴重な進路の話に先生方からはパフォーマンスとともにご好評いただけました。彼らは夢を見事に実現しました。しかし、現在生きているこの世界はそうとう厳しいものです。ここまでいたるまでに相当の努力を積み重ねてきています。もちろん、今もその努力を怠っていません。生徒達にはそのことが伝わっていてくれれば幸いです。